ボーイスカウトってなに?

ボーイスカウトの子供達は、ちょっと違います。
大自然の楽しさ、大切さを知っています。
人を思いやる心を知っています。
手をつかって、頭をつかって遊ぶうちに、そこからたくさんのことを学ぶボーイスカウト。
小学校2年生からいつでも入団OK!
元気いっぱいの仲間達が、新しい友達を待っています。
ボーイスカウトの概要
小さなキャンプから始まったボーイスカウト運動
ボーイスカウト運動は、1907年、イギリスのベーデンパウエル卿が都会の少年達と小さなキャンプをしたのが始まりです。彼はこの体験をもとに、少年達に野外活動のすばらしさ、グループでの遊びの楽しさを教えた「スカウティング・フォア・ボーイズ」を著しました。これに魅せられたイギリス中の少年達は、グループをつくり野山を駆けめぐりました。以来ボーイスカウト運動は世界中に広がり受け継がれているのです。
世界中で認められた社会教育の原点です。
現在、ボーイスカウト運動には、世界131カ国、1,600万人ものスカウトが参加しています。社会教育運動としては他に例をみないほどの国際性を持ち、その意義が広く認められているのです。運動の本部は、スイスのジュネーブにあります。
知力、体力、やさしさ、創造力、自主性、協調性
野外活動以外にも、音楽、パソコン、写真、アマチュア無線、ゲーム等、子供達の興味にあわせた色々な活動があります。
自然と遊ぶ楽しいキャンプ
1年を通じて、キャンプをはじめ楽しいイベントに参加できます。活動はハイキング、登山、バードウォッチング、自然観察キャンプの野外活動、スポーツ活動、野外ゲーム、救急法、ロープワークなどのアウトドア技能の修得、歌など多岐にわたります。野外活動ならではの感動的な体験にあふれています。
技能をみがき知識を学ぶ
休日に集まってゲームをして遊んだり、テントの張り方地図の見方、炊事や工作、自然観察の仕方などを楽しく学べます。
ボーイスカウトQ&A
Q1.ボーイスカウトとはどんな団体ですか?
団体というより運動といった方が適切です。ボーイスカウト運動は、健全な青少年の育成を目的とした世界的な社会教育運動です。それは、正しい生活態度を身につけ、心身ともに健全な、明日の日本を担う立派な青少年を育成する教育活動です。
Q2.ボーイスカウトとはどういう意味ですか?
ボーイは少年であり、スカウトは斥候・先駆者・道のない所に道を発見して進む人という意味で、世の中の開拓者、自ら率先して人生を切り開いていくパイオニアを表します。この名称は、世界共通です。
Q3.ボーイスカウトとは誰が指導しているのですか?
ひとことでいえば、ふつうのおとなが指導者です。だれでも、ボーイスカウト運動の主旨に賛同し、簡単な講習を受ければ指導者になれます。なかには本職の教育者もいますが、全く教育に関係しなかった人が熱心な指導者になっている例も多くあります。共通なのは、みんなこの運動に情熱をもち、何の報酬もなく奉仕していることです。
Q4.ボーイスカウトとはどんな活動をしているのですか?
野外活動、とくにキャンプ生活を通じて自然を学び、人間同士の連帯を学ぶことが中心です。1週間程度の長期キャンプは夏休みなどにしかできませんが、ふだんは、土・日・祝日などに集まって、キャンプでの基本作業、たとえば炊事をしたり、テントを張ったり、あるいは磁石と地図を頼りに歩くことなどを勉強します。また、低学年の子ども(カブスカウト)は、工作・ゲーム・演劇などの活動が多くなります。カブスカウトのキャンプは、テントを使わないで、バンガローや宿舎を使います。
Q5.ボーイスカウトとは何歳から入れますか?また、何歳まで続けられますか?
我が杉並9団では小学校2年生の10月から入れます。その後は、年齢に応じたプログラムがあり、20歳以上になると指導者として活躍します。最近、小学校5年くらいになると、やめさせたがる方がいますが、ボーイスカウト教育の効果は、ボーイ隊に進んで、本当のキャンプをやれるようになってからです。
Q6.なぜカーキ色の制服を着ているのですか?
この制服は、野外活動に一番便利で、(カブスカウトの場合は紺色)これは世界各国ほぼ共通で、世界のどこで会っても、この制服を見ればボーイスカウトの友達であり、言葉は通じなくても兄弟のような親しい交わりができるのです。少年たちは、野球をする時は野球のユニフォームを着るのが当たりまえと思うように、ボーイスカウト活動をする時はスカウトの制服を自然に着こなしています。また、ボーイスカウトの制服は、色々な記章類などをつけるのに便利なデザインと布地が使われています。
Q7.ボーイスカウトはどんな教育法ですか?
詳しくは「各隊の教育」のページをご覧ください。各隊の教育
Q8.ボーイスカウトに入るとちかいを立てると聞きましたがそれはどんなことですか?
スカウトは、自らの生活信条として、全世界ほとんど同一のちかいとおきてを持ち、毎日の行動のものさしとして、これを守るように心がけています。年少のカブスカウトでは、これにあたるものとして、やくそくとさだめがあります。とどちらも特にむずかしいことはなく、ごくあたりまえのことをいっています。
Q9.ボーイスカウトは学業のさまたげになりませんか?
ボーイスカウトとして集会に出席する時間は、月に2〜3回程度。子どもたちの余暇時間を利用して遊びを善導するものですから学業のさまたげになることは決してありません。むしろ、子どもたちの自発活動参加によるものですし、自らの可能性の発見という個性開発でもありますから、自主性・自律心が養われ、一般学業ものびてきます。これらは、学校教育や家庭教育と協力し、補い合いながら、子どもたちのすこやかな成長をめざすものです。
塾やスポーツクラブ(少年野球や少年サッカー)、習い事等をしながら、活動に参加することができます。また、受験準備期間や病気の時は、長期休隊が可能です。しかし、活動は原則として、日曜日の午後におこないますので、日常的に重複するようなことがないようにご留意ください。
Q10.ボーイスカウトはたいへんお金がかかるのではないですか?
ボーイスカウにかかる費用は、他の習いごとや塾などに比べてはるかに安いものです。それは、指導者達が無報酬で奉仕しているからです。ユニフォームや持ち物も、最初から全部整える必要はありません。おきてのなかにも「スカウトは質素である」とあるように、ぜいたくや無駄使いを省いて貯蓄することも教育のひとつにしています。ボーイスカウトになるためには、決して多額の費用を必要とせず、一般の家庭で大きな負担となることはありません。
Q11.ボーイスカウトに入るにはどうしたらよいですか?
まず、下記の問い合わせ先にメールを下さい。または浜田山キリスト教会を中心に集会を行っておりますので、そこのリーダーにお問い合わせ下さい。
杉並区には、13のボーイスカウト団がありますが、杉並第9団は、おもに浜田山周辺在住のスカウトが多いです。お近くの団を紹介しますのでお問い合わせください。
浜田山キリスト教会(団本部)
TEL 03-3313-7177
168-0065杉並区浜田山4-10-25
各隊の教育
隊ごとにご覧ください
各隊の教育(カブ隊:小2〜小5)
杉並9団のカブ隊は4つの組(グループ)からなっています。組では年長の5年生が組長・次長となり、遊びのリーダーとなり、4年生や3年生のお兄さん役となります。組には安全確保と指導のために、デンリーダーと呼ばれる大人のリーダーもついています。遊びといっても、遊びの要素をとりいれたプログラムをおこないます。
月2回程度が、組単位で活動する組集会となるのがふつうです。組集会の場所は、浜田山キリスト教会および周辺の公園などで、2時から4時または5時ぐらいまでおこなわれます。たとえば、組で秋の自然観察プログラムをやるとしたら、隊長から与えられた課題を手に、組ごとに善福寺川公園などで観察をします。組長を中心に観察記録を作ったり、収集(木の実や紅葉の標本)をします。2回程度、こうした組集会を開くと、隊集会でその発表をします。隊集会では組集会の発表だけではなく、もう少し遠いところへピクニックやバードウォッチングもします。
隊長を中心とした隊のリーダーたちがこうしたプログラムを作成します。その他、いろいろな活動をしますので、過去の活動を列挙しておきます。ほぼ、月3回の活動があります。
- クッキー作り(団のバザーでお客さんに配ります。)
- クリスマスのリース作り (クリスマス・シーズンの飾り)
- 合唱 (浜田山会館の「浜田山のクリスマス」に出演します)
- スキー (毎年、1/3-5にスキーキャンプが黒姫高原スキー場であります)
- たこ作りとたこあげ (2年に1度くらい)
- ナイトハイク(井の頭公園から神田川ぞいに、星を見ながら歩きます)
- 野外料理 薪でごはんを炊いたり、焼き肉やうどんなど、いろいろなものを作りました。
- ゲーム ボーイスカウト独特のゲーム(しっぽとり、城壁崩し)のゲームを覚えて、遊びます。
- 救急法 (すり傷・切り傷の手当や脈・体温の測り方を学びます)

カブ隊では「組」で行動し、仲間と協力する事を学びます。家庭や近隣社会での生活指導および組や隊の活動に参加する事によってよい社会人としての基本を修得し、ボーイスカウトへの上進をめざします。
またカブ隊ではキャンプのときは貸切バスででかけて、キャンプといっても民宿などに泊まります各組には必ず大人の指導者が同行し、安全を確保します。
カブスカウトのやくそく
ぼくはまじめにしっかりやります
カブ隊のさだめをまもります。
カブスカウトのさだめ
1.カブスカウトは すなおであります
2.カブスカウトは 自分の事は自分でします
3.カブスカウトは 互いに助けあいます
4.カブスカウトは おさないものをいたわります
5.カブスカウトは すすんでよいことをします
各隊の教育(ボーイ隊:小6〜中3)
ボーイスカウトと一般に呼ばれるのはこの小学5年10月から中学生までの子供たちのことを指します。カブスカウトはこのボーイスカウトになる前の、準備段階のプログラムとみることもできます。
杉並9団のボーイ隊は3班からなっており、中2・中3の班長たちによって運営されます。彼らは自分たちで会議を開き、リーダーといっしょにプログラムにたてます。テントを張り、野外炊事をおこない、カブスカウトより少し冒険的な野外プログラムに挑戦します。こうしたプログラムに挑戦するには、ロープワーク、たき火、野外工作など、アウトドア技能も必要ですがら、これは班長から指導されます。ボーイスカウトは年長の少年が、年下の少年にいろいろなことを教えるしくみをとっています。

また、最年長の少年たちはリーダーから特別に指導を受けます。こうして「男の子」に特有な、冒険的な野外の遊びを学びます。トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンのような少年を育てるのが目標です。
ボーイ隊では「班」で行動します。「班」は最年長のスカウトを班長とし、班長の指揮のもとに活動をします。子供が子供に教える事により、指導力・統率力・責任感を養います。
班や隊の活動に参加する事によって、自分の責務を果たし野外生活を主とした体験学習を通してよき社会人たる資質の向上をはかりベンチャースカウトへの上進をめざします。
スカウトのちかいく
私は、名誉にかけて次の3条の実行をちかいます。
1、神と国とに誠を尽くしおきてを守ります
1、いつも、他の人々をたすけます
1、からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います
スカウトのおきて
1.スカウトは誠実である
2.スカウトは友情にあつい
3.スカウトは礼儀正しい
4.スカウトは親切である
5.スカウトは快活である
6.スカウトは質素である
7.スカウトは勇敢である
8.スカウトは感謝の心を持つ
各隊の教育(ベンチャー隊:高1〜20歳)
高校生になると、活動計画はすっかり、自分自身の工夫によるようになります。リーダーはアドバイザーの要素を持つようになりますが、より冒険性が高まるので、しっかりした計画と指導が不可欠になります。
登山、スキー、スノーボード、カヌー、パラグライダー、サイクリング、ケービング(洞窟探検)といった大人の野外活動となっていきます。
「班」などの組織はなく、ベンチャー隊の運営はスカウト達自らの手によって行われます。ベンチャー隊では自主性・計画力・実行力を身につけます。

ベンチャー隊の活動に参加する事により、自己の特性を伸ばし社会生活を営む資質と技能を高め、ローバースカウトへの上進をめざします。
各隊の教育(ローバー隊:20歳〜)
スカウト活動も最後の段階となると、自分たちのためだけではなく、後輩の子供たちのためにリーダーとして務めを果たすようになります。これにより、社会性やリーダーシップ、企画・計画の能力が身に付くよい経験をします。
なかには隊長として、重要な役目を果たす人も出てきます。ボランティア精神を鍛え、幼い者のめんどうをみる喜びを見つける機会となり、現代の学生生活ではなかなか得られない精神的な価値を育む機会となります。また、仲間同士でのレクレーション的プログラムもおこないます。
ローバースカウトでの活動は、基本的に個人の活動となりなす。大抵のローバースカウトはカブ・ボーイ・ベンチャーのいずれかの隊で指導者として活躍しています。

ローバースカウトは各自の生活に、ちかいとおきてを強力に具現する機会を与えるとともに、自らの有為の生涯を築き、社会に奉仕する精神と体力を養う事もめざします
ご両親へのお願い
キャンプはスカウティングには大事なもので、少年たちには魅力があり、少年を健康にするだけではなく、独立心と創意を養うよい機会なのです。
一度もキャンプ生活をされたことのないご両親のなかには、キャンプが自分の子供にとって、あまりにも荒々しく危険なものが多いのではなかろうかと、心配の目で見る方があります。
けれども息子さんたちが、見るからに健康と幸福感にあふれ、道徳的にも男らしい差を増し、友情を深めてかえってきたのを見られれば、このような野外活動のもたらすよさに感謝しないではいられない事でしょう。
ですから私は、行く機会があったらいつでもキャンプに出かけるように、息子さんにすすめてくださることを、心から願っています。
ボーイスカウト創始者 ロバート・ベーデン−パウエル 著
「スカウティング・フォア・ボーイズ」より
ベーデン・パウエルの最後のメッセージ
スカウト諸君
「ピーターパン」の劇を見たことのある人なら、海賊の首領が死ぬ時には、最後の演説をするひまはないにちがいないと思って、あらかじめその演説をするのを、覚えているであろう。私もそれと同じで、今すぐ死ぬわけではないが、その日は近いと思うので、君たちに別れの言葉を送りたい。これは、君たちへの私の最後の言葉になるのだから、よくかみしめて、呼んでくれたまえ。
私は、非常に幸せな生涯を送った。それから、君たち一人一人にも、同じように幸福な人生を、歩んでもらいたいと願っている。神は、私たちを、幸福に暮らし楽しむようにと、このすばらしい世界に送ってくださったのだと、私は信じている。金持ちになっても、社会的に成功しても、わがままできても、それによって幸福にはなれない。幸福への第一歩は、少年のうちに、健康で強いからだを作っておくことである。そうしておけば大人になった時、世の中の役に立つ人になって、人生を楽しむことができる。
自然研究をすると、神が君たちのために、この世界を、美しいものやすばらしいものに満ち満ちた、楽しいところにおつくりになったことが、よくわかる。現在与えられているものに満足し、それを出来るだけ生かしたまえ。ものごとを悲観的に見ないで、なにごとにも希望をもってあたりたまえ。しかし、幸福を得るほんとうの道は、ほかの人に幸福を分け与えることにある。この世の中を、君が受け継いだ時よりも、少しでもよくするように努力し、あとの人に残すことができたなら、死ぬ時が来ても、とにかく自分は一生を無駄に過ごさず、最善をつくしたのだと満足感をもって、幸福に死ぬことが出来る。幸福に生き幸福に死ぬために、この考えにしたがって、「そなえよつねに」を忘れず、大人になっても、いつもスカウトにちかいとおきてを、堅く守りたまえ。神よ、それをしようとする君たちを、お守り下さい。
君たちの友
ベーデン−パウエル・オブ・ギルウェル
(これは1941年1月8日にベーデン−パウエルがなくなった後、彼の書きものの中から発見された)
ボーイスカウト創始者 ロバート・ベーデン−パウエル 著
「スカウティング・フォア・ボーイズ」より